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緊急停車の直後、車両屋根に燃え移る 小田急の沿線火災

 10日午後4時5分ごろ、東京都渋谷区代々木5丁目のビル付近から出火、ボクシングジムが入る3階建てビル延べ約150平方メートルのうち、約80平方メートルが焼けた。出火時に現場の手前を走っていた小田急電鉄小田原線の新宿行き上り列車(8両編成)が現場脇で緊急停止し、一時車両にも火が燃え移った。乗客約300人は避難し、けが人などはいなかった。

  小田急は新宿―経堂間で約5時間半運転を見合わせたが、午後9時33分に運転を再開した。11日朝は通常通りに運行する予定という。

  警視庁や小田急電鉄によると、消防から「火災があったので電車を止めてほしい」と要請を受け、代々木署員が現場近くの踏切の非常停止ボタンを押したところ、列車は自動的に非常ブレーキがかかり、火災現場脇で緊急停車した。

  現場の火が車両に燃え移りそうだったことから、警察官らは停車した位置から列車を移動させるよう運転士に要請。これを受け、運転士が列車を動かし始めたところ、前から2両目の屋根に火が移っているのが確認されたため、列車を再び停止させた。乗客は先頭と最後尾の車両から降りて、線路を歩いて避難した。

  東京消防庁によると、列車の屋根約15平方メートルが焼けたが、まもなく鎮火した。