お寺・寺院での事件

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 国の重要文化財に指定されている平安時代の仏像を盗品と知りながら売買をあっせんしたとして、大阪府警に盗品等処分あっせん容疑で逮捕された韓国籍の男性(68)と、仏像を運搬したとする盗品等運搬容疑で逮捕された同国籍の男性(68)の2人について、大阪地検は20日、嫌疑不十分で不起訴とした。

 同地検は「犯罪事実を認定する証拠が十分でなかった」としている。逮捕当初、2人は「盗品と知らなかった」などと容疑を否認していた。

 2人は、大阪府能勢町の今養(こんよう)寺から平成22年3月に盗まれた「木造大日如来坐像」と知りながら、今年6月に京都市内のホテルに仏像を持ち込み、「買い手を紹介してほしい」と持ちかけたなどとして、8月下旬に逮捕されていた。仏像は2人の関係先から無事回収された。

 京都、兵庫など5府県の寺などを狙って盗みを繰り返したとして、京都府警捜査3課と南丹署などは31日、窃盗の疑いで、兵庫県丹波市氷上町新郷、無職の男(31)=窃盗罪などで公判中=ら2人を追送検し、計314件(約3千万円相当)の被害を裏付けた、と発表した。
  追送検容疑は2013年8月、兵庫県丹波市の寺の住居部分に侵入して現金約100万円を盗むなど、11年11月~16年7月、深夜に各地の寺や民家で窃盗を重ねた疑い。
  府警によると、31歳の男は「寺にはお布施が保管されていると思い、狙った」と供述しているという。

 熊本県警高森署は12日、窃盗の疑いで阿蘇郡内の自称アルバイトの男(52)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午前7時45分ごろ、高森町内の神社のさい銭箱から現金約2万8000円を盗んだ疑い。

  この神社は森の中に灯籠が並ぶ参道が壮観で、近年は「パワースポット」として観光客の人気が上昇。署によると5月末からさい銭盗の被害が相次ぎ、神社から被害届が出ていた。

  12日は張り込み初日で、早速の成果に「神様がパワーをくれたのかも」と、署幹部も不思議な御利益を実感。

 12日午後5時25分ごろ、岐阜県羽島市江吉良町の野々宮神社境内の地蔵堂から出火、木造平屋約15平方メートルを全焼し、30分後に消えた。堂内のほこらも全焼、安置されていた石仏の地蔵菩薩立像(市有形文化財)2体が破損した。
  岐阜羽島署によると、地蔵堂は神社の本堂東側に位置。扉はなく自由に出入りでき堂内にはろうそくを立てる台があった。燃えているのに気付いた付近の住民から119番があった。署で出火原因を調べている。

 埼玉県の狭山署は5日、建造物侵入と窃盗(侵入盗その他)の疑いで住居不定、無職の男(45)を逮捕し、さいたま地検川越支部に追送検したと発表した。窃盗事件は272件(被害総額約140万円相当)に及び、このうち269件(約120万円相当)を同日送検した。

  送検容疑は昨年2月ごろから11月ごろの間、飯能市内の寺院など269カ所に侵入し、現金約68万円やさい銭箱など17点(時価計約51万円相当)を盗んだ疑い。昨年9月29日深夜、入間市内の寺院に侵入し、さい銭箱から約1万円を盗んだ疑いで同署が12月4日に逮捕。余罪を追及していた。

  男はカプセルホテルなどに宿泊し、1都12県でさい銭盗を繰り返していた。深夜の寺院で、さい銭箱の南京錠などをバールでこじ開けていた。男は「盗んだ現金は宿泊費や食費に使った」などと供述しているという。

 25日午後5時30分頃、徳島県石井町石井、童学寺の庫裏から出火。

  隣接の本堂を焼いて、約3時間後にほぼ消し止められた。けが人はなかった。

  本堂には国の重要文化財・木造薬師如来坐像(ざぞう)が安置されていたが、火災に気付いた住職(39)らが運び出して無事だった。

 4日午後4時半ごろ、千葉県館山市船形の船形山の中腹にある諏訪神社(石井三千美宮司)から出火、本殿と拝殿計100平方メートルを全焼し、山林約1200平方メートルも焼いた。近くにいた住所不定、無職の大野正勝容疑者(63)が「自分が火を付けた」と認めたため、館山署は非現住建造物等放火容疑の疑いで逮捕した。

  同署によると、大野容疑者は落ち葉や雑誌などを本殿裏に大量に集めてライターで火を付けた。「生活に困り、逮捕されたかった」と供述しているという。

  ポンプ車など十数台が駆けつけたが神社が道路から30メートルほど高台にあるため消火に手間取り、約3時間40分後に鎮火した。

 高崎署は18日、高崎市内の寺の賽銭箱(さいせんばこ)から現金を盗もうとしたとして窃盗未遂の疑いで、同市の無職少年(18)を逮捕した。調べに対し容疑を認め、「ジュースを買うカネが欲しかった」と供述している。同署によると。少年が18日午後11時35分から40分ごろ、賽銭箱を物色しているのに気づいた寺の住職(72)が同署に通報し、発覚した。

 伊勢原署は14日、窃盗の疑いで、自称秦野市戸川、会社員の容疑者(60)を現行犯逮捕した。

  逮捕容疑は、同日午後2時35分ごろ、伊勢原市内の寺院で、さい銭箱から現金約1万5千円を盗んだ、としている。

  同署によると、同容疑者は住職(62)に目撃され逃走。バイクで通り掛かった新聞販売店従業員(29)が取り押さえた。さい銭箱は施錠されていなかったという。

 寺から賽銭(さいせん)を盗んだとして、渋川署は16日、窃盗の疑いで渋川市中村の無職、木村浩和容疑者(52)を現行犯逮捕した。調べに対し容疑を認め、「生活費に困ってやった」と供述している。

  逮捕容疑は同日午後10時半ごろ、吉岡町の寺にある賽銭箱から現金120円を盗んだとしている。

  同署によると、同寺では今月、数回にわたって賽銭が盗まれ、同署員が現場で張り込んでいたところ、木村容疑者が犯行に及んだため取り押さえた。

  同署は余罪を捜査している。

 千葉県柏市布施の「布施弁天東海寺」境内のさい銭箱から26円を盗んだとして、柏署は11日、男(52)を窃盗容疑で現行犯逮捕した。「小銭がほしかった」と容疑を認めているという。

  署によると、男は11日午前10時10分ごろ、さい銭箱から26円を盗んだ疑いがある。寺の下村法之住職(41)が、男がさい銭箱から金を取っているのを見た。声を掛けると「さい銭盗では警察は動かない」などと言ったため、署に通報したという。

  署や寺によると、5年前からさい銭盗の被害に遭っており、修理代節約のため、箱の施錠を外し、住職らが見回りをしてさい銭を回収していたという。

  寺ではほかにも同様の行為をしている人がいると見ており、下村住職は「さい銭は人々が願い、祈りを込めて投じる。願い、祈りを奪う行為をやめてほしい」と呼びかけている。

 24日午前0時半ごろ、埼玉県幸手市平野の香取神社から出火し、木造平屋の社殿約25平方メートルが全焼した。けが人や類焼はなかった。

 幸手署によると、付近の住民が神社から火が出ているのを発見、119番した。境内に人は住んでおらず、同署で出火原因などを調べている。
 1日午前9時30分ごろ、住所不定無職の男(73)が福岡市博多区吉塚1丁目のお寺にある納骨堂に侵入。食料品14点を盗んだところを、副住職の男性(40)が見つけ、男を建造物侵入、窃盗容疑の現行犯で常人逮捕した。
 米原署は17日、滋賀県米原市天満の慈雲院本荘観音堂から毘沙門天像など仏像計3体が盗まれたと発表した。同署が窃盗事件として調べている。
  盗まれたのは毘沙門天像(高さ80センチ)、十一面観音像(同70センチ)、阿弥陀如来座像(同40センチ)。いずれも木造で江戸時代の作という。文化財指定は受けていない。
  同署によると、1日午後4時半ごろ、見回り当番の住民が異常がないのを確認して南京錠をかけたが、16日午後5時ごろに別の当番住民が訪れたところ、鍵が壊され3体がなくなっていたという。
 24日午後7時ごろ、大阪市天王寺区上汐(うえしお)6丁目の寺付近から出火し、木造平屋建て本堂にある本尊の阿弥陀如来像の上半身とその周辺約20平方メートルが焼けた。けが人はなかった。天王寺署によると、通いの住職の男性(63)は「午後4時ごろに寺を出た際、火の元と施錠の確認をした」と話しているという。

 京都市東山区の神社で、現金と賽銭箱を盗んだとして、京都府警東山署は14日、窃盗容疑で、住居不定無職の男(49)を逮捕した。同署によると、容疑を認めている。 

  逮捕容疑は、5月10日午後10時50分ごろ、京都市東山区の神社で、境内に設置されていた賽銭箱と、中に入っていた現金約3万円を盗んだとしている。

  同署によると、当時現場周辺は無人で、男は、賽銭箱を持って約100メートル離れた人目の付かない所まで移動。賽銭箱をひっくり返し、中から出てきた賽銭を盗んで逃走したという。

  周辺の防犯カメラの映像などから捜査していたところ、14日、同区内で男を発見、犯行を認めたため、逮捕したという。

 2日午前10時ごろ、京都市上京区作庵町の浄土宗の寺院「瑞雲院(ずいうんいん)」の境内にある木造平屋建ての「三股(みつまた) 三宝荒神尊」から出火。市消防局によると、火は約15分後に消し止められたが、約30平方メートルを全焼した。けが人はなかった。京都府警上京署で出火原因を調べている。

  同署によると、全焼した「三宝荒神尊」の中には木製の仏像が安置されており、午前5時半から開門されていたという。近所の書店の店長、洞本常子さん(70)は「消防車が次々来て、外に出てみたらお寺から煙が上がっていてびっくりした」と話していた。

 佐賀県警佐賀署は28日、窃盗の疑いで、容疑者(74)を逮捕した。

 逮捕容疑は昨年11月14日ごろ、佐賀市内の寺院境内にあった石仏2体(計6万円相当)を盗んだ疑い。容疑を認めている。

 お布施が入った木箱を盗んだとして、警視庁巣鴨署が26日、窃盗と建造物侵入容疑で、住所不定の自称アルバイト、市町典夫容疑者(44)を逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。容疑を否認している。

  逮捕容疑は今月9日正午ごろ、東京都豊島区巣鴨の慈眼寺事務所から、お布施として現金約15万円が入った木箱を盗んだとしている。

  硬貨など含め木箱の重さは約10キロ。市町容疑者は持ち去ろうとしたところ、近くの路上に落とし、散乱した紙幣や硬貨をかき集めていたところ、近隣住人らから110番通報されて逃走した。

 仏像を盗んだとして、警視庁東大和署は窃盗容疑で、埼玉県所沢市けやき台の無職、藤田秋美(ふじたあきよし)容疑者(51)を逮捕した。「金目のものがあればと思って、寺に侵入した」と容疑を認めている。

  逮捕容疑は3月5日~17日、東京都東大和市狭山の狭山観音堂霊性庵から、本尊である江戸時代末期に奉納されたという木彫りの如意輪観世音菩薩像1体(約75万円相当)を盗んだとしている。

  古物商から「仏像を複数持ち込んだ男がいる」との情報があり、藤田容疑者が浮上した。

  同署によると、藤田容疑者は「他にもやった」と話している。同市内や埼玉県内では今年3月から仏像などが盗まれる事件が少なくとも4件あり、関連を調べている。

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