最近の事件

 昨年12月以降、柏、松戸、我孫子各市など千葉県北西部を中心に、ビニールハウスや農機具小屋を焼く火災が少なくとも17件相次いでいることが県警などへの取材でわかった。いずれも人目につきにくい夕方から未明にかけて火の気のない場所で発生しており、県警は同一犯による連続放火の可能性もあるとみて、器物損壊や非現住建造物等放火容疑で捜査している。

  我孫子署や柏市消防局などによると、確認されている火災は、柏市で6件、松戸市で5件、我孫子市で4件、白井市で2件あるほか、船橋、鎌ケ谷、流山の3市でも件数は不明だが発生しているという。ほとんどはビニールハウスだが、農機具小屋も数件ある。

  今のところ、けが人や住宅の被害はないが、付近住民には不安が広がっている。

  3月18日未明、我孫子市根戸で、我孫子署員が警戒のためパトロールしていたところ、農業用の資材置き場として使われていたビニールハウスが燃えているのを発見。消防が約30分後に消し止めたが、全体の3分の2程度にあたる約20平方メートルが焼け、中にあった資材も黒焦げになった。

  近くで30年以上農業を営み自宅もそばにある60代女性は「こんなことは初めて。いつか我が家に火をつけられたらと思うと恐ろしい」と声を震わせた。

  捜査関係者は「愉快犯としか考えられない。人的被害がないのが幸いだが、農家や付近住民からすればひどく迷惑な話だ」と話している。

 埼玉県内のドラッグストアで化粧品を盗むなどしたとして、埼玉、長野県警は5日までに、ベトナム人の男2人を逮捕、窃盗事件25件をさいたま地検に追送検し、捜査を終結した。逮捕されたのはいずれもベトナム籍で住所不定、無職の男(35)と男(26)両容疑者。

  送検容疑は、共謀して昨年3月~6月、寄居町のドラッグストアなどで化粧品など799点(計約217万円)を盗むなどした疑い。「生活が苦しかった」と容疑を認めているという。

  県警国際捜査課によると、2人は商品を盗む際、店舗にある万引防止用のゲートに感知されないよう、特殊な加工をしたバッグを使用。客の多い夕方の時間帯を狙っていたという。盗んだ商品は別のベトナム人に転売していたとみられている。犯行は埼玉や長野など1都5県で38件を確認。被害総額は約576万円に上るという。

 兵庫県警に出店荒らしなどで逮捕された男が、神戸市西区の中華料理店から、高級ワインとシャンパン計23本、約840万円相当を盗んだとして窃盗などの容疑で追送検されていたことが5日、県警への取材で分かった。男は被害に遭った店について「テレビ番組で取り上げられ、高級なワインがあると知った」と供述。うち1本を東京・新宿で約25万円で売ったという。

  男は、西宮市の無職の男(53)=窃盗罪などで公判中。

  県警西宮署によると、男は昨年12月19日未明、神戸市西区の中華料理店に侵入し、1本約100万円相当というフランス・ボルドー産のワイン6本や、1本56万円相当のシャンパンなどを計23本(約838万円相当)を盗んだ疑いが持たれている。

  男はテレビで店の存在を知り、閉店後の店に侵入。乗り付けた車にワインを積んで逃げたという。その後、盗品のうち最も高価なワイン1本を東京の酒類買い取り専門店に持ち込み、25万円で売っていた。残る盗品のワインやシャンパン22本は、男の自宅に残されていたという。

  男は今年1月15日、西宮市内の会社事務所から現金を盗んだとして窃盗などの容疑で逮捕された。

 5日午前2時35分頃、さいたま市浦和区本太、男性(90)方から出火、木造3階住宅を全焼し、焼け跡の1階部分から1人の遺体が見つかった。

  浦和署は、遺体は連絡が取れない男性の妻(86)とみて、身元や原因を調べている。

  発表では、男性は妻と2人暮らし。男性は当時不在で無事だった。通りかかった牛乳配達の男性(46)が住宅から煙が出ているのを発見し、119番した。

 国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている早川町の「赤沢宿」で4日、計2棟が全半焼する火災があった。

  保存対象の建物への延焼は免れたが、町は景観保全のため補助金の活用も検討し、「復興支援に努めたい」としている。

  南部署によると、4日午後4時10分ごろ、早川町赤沢、木工業、男性(62)の作業場付近から出火し、同木造作業場約175平方メートルが全焼し、隣接する木造2階建て住宅のうち約52平方メートルが半焼した。けが人はいなかった。

  火災に気付いた近くの男性によると、作業場の外の壁付近が燃えているのを見つけバケツで消火したが、風が強かったため火の回りが早く、燃え広がったという。

  町教委によると、保存対象が焼失すると、修復費用について500万円を上限に費用の8割まで補助を受けることができる。隣接建築物の場合も、周囲と調和した外観にする必要がある場合は、同じく6割まで補助されるという。

  同町の教育長は「選定地区で火災は残念。国、県と相談しながら、どのような形で建て直せば補助が可能かを詰めていきたい」と話した。

 ブランド品を盗んだとして、警視庁は4日、いずれも埼玉県川口市在住で、私立大2年の19歳の少年2人を窃盗容疑で逮捕したと発表した。

  2人は無料通話アプリ「LINE」で連絡を取り合いながら、各地でブランド品の万引きを繰り返していたという。

  発表によると、少年らは1月8日午後2時頃、埼玉県富士見市のショッピングセンターで、ブランド品のダウンジャケットとジャンパー(計4万9680円)を盗んだ疑い。逮捕は先月30日。いずれも容疑を認めている。

  2人は高校の同級生で、LINEのグループを作り、万引きの日時などを相談していた。短期間で稼げることから、グループ名を「短期大学」と名付けていたという。盗品はインターネットで売っていた。

 4日午前5時15分ごろ、埼玉県越谷市花田の市立花田小学校の敷地内で、スチール製の平屋の物置から出火し全焼した。けが人はいなかった。現場に火の気がないことなどから、越谷署で不審火の疑いもあるとみて調べている。

  同署によると、犬の散歩中の女性(51)が物置から出火しているのを発見し、女性の夫(55)が119番。火は約15分後に消し止められた。全焼した建物は自転車置き場と隣接し、ベニヤ板を境に物置として使用、竹ぼうきやスコップなどを収納していた。

 4日午後2時20分ごろ、千葉県成田市東峰で、「小屋に付いた火が民家に移りそうだ」と近くの男性から119番があった。

  火はプレハブ小屋と2階建て民家の計約120平方メートルを焼き、約1時間20分後にほぼ消し止められた。現場は成田空港B滑走路の南側で、国土交通省成田空港事務所によると、運航に影響はなかった。

  県警成田署などによると、けが人はいなかった。同署などが出火原因を調べている。

  現場はB滑走路と誘導路に囲まれた空港未買収地で、一時は航空機が行き交う誘導路に煙がかかった。

 4日午前6時50分ごろ、青森市鶴ケ坂早稲田の市清掃工場で、不燃ごみや不燃性粗大ごみを処理する「破砕選別処理施設」から出火、同11時半現在、消火活動が続いている。青森署などによると、けが人は確認されていない。同工場では旧青森市や東郡のごみを処理しているが、市によると、ごみ収集業務への影響はない見込み。

  火災現場にははしご車やポンプ車、化学車など28台の消防車両が駆け付けた。建屋南側の上部付近からは黒い煙がもくもくと上がり、はしご車による消火活動が懸命に行われた。

  夜間勤務だった職員によると、同日午前6時40分ごろに警報が鳴り、現場を確認すると煙が上がっていた。心配そうに消火活動を見ていた男性職員は「煙の出ている場所は(機械で)ごみの選別をする施設。日中しか人はいない」と話した。

  清掃工場では、旧青森市と東郡の町村からの可燃ごみと、旧青森市と外ケ浜町を除く東郡の町村からの不燃ごみを受け入れている。

  市清掃管理課によると、出火した施設は不燃ごみを細かく砕いて処理するもの。同施設が復旧するまでの間、不燃ごみは清掃工場に隣接する最終処分場に直接埋め立てられる見通し。同工場内にある可燃ごみ焼却施設への影響の有無は今後判断するが、焼却施設が使用できない場合、可燃ごみは最終処分場に埋め立て、ごみの収集は通常通り行うという。

  不燃ごみの破砕施設ではこれまでも、カセットボンベやスプレー缶に残ったガスが原因で爆発が起き、施設の一部が破損している。

 4日午前6時55分ごろ、茨城県坂東市莚打のプラスチックリサイクル会社「大作商事」の工場付近から出火し、2階建ての工場延べ約1千平方メートルと、隣接する倉庫や事務所が全焼した。

 茨城県警によると、工場では、廃プラスチック製品の解体や加工をしており、出火当時、従業員が工場の外で書類をドラム缶に入れて燃やしていたという。工場の外に置いていたプラスチック製品に火がつき、その後、工場に燃え移った可能性があるとみて調べている。午後1時の時点で鎮火していない。従業員にけがはなかった。

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