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モバイルバッテリー出火 静岡県立総合病院でも発生

 全国で相次いで発生し、問題になっている携帯電話の充電器「モバイルバッテリー」からの出火が、静岡市葵区の静岡県立総合病院であったことが、28日までの市消防局への取材で分かった。市内で発生したモバイルバッテリーが原因の火災は今年2件目。
  火災は25日午前8時10分ごろ、同病院2階の職員ロッカーで発生した。ロッカーから煙が上がっているのを出勤した職員が発見、連絡を受けた守衛室のスタッフらが駆け付けて消火器で消し止めた。ロッカー内に置いてあったバッグや衣類、靴などが焼けた。診療や患者への影響などはなかったという。
  市消防局によると、出火したモバイルバッテリーは同病院勤務の男性の所有物で、ロッカーに入れてあった。中国製で、2年ほど前にインターネットで購入したという。男性は、ほぼ毎日モバイルバッテリーで携帯を充電していたが、「異常はなかった」と話しているという。
  同消防局は、バッテリーに内蔵されているリチウムイオン電池内の絶縁紙が破壊され、ショートを起こして発火した可能性があるとみて調べている。絶縁紙が破壊される原因としては、バッテリーをぶつけたり何かの下敷きにするなどの外的圧力や、充電をし続けることによる負荷などがあるという。
  同市消防局の担当者は「モバイルバッテリーの出火は、いつどんな場所でも発生する可能性がある」と指摘した上で「膨張や異音、異臭、熱くなるなど異変に気付いた場合はすぐに使用を取りやめ、メーカーや販売店に問い合わせてほしい」と呼び掛けている。
  同病院の担当者は「再発防止のため、当面は職員に対し院内へのモバイルバッテリーの持ち込みを禁止する予定」と話している。